今、ピロリ菌を除去した方が良いか悪いか、悩んでおられる方も多いに違いない。
なぜなら、ピロリ菌は胃の中にいると、間違いなく胃潰瘍や胃癌の発生率が高まる事が知られているし、除去するためには、いやな医者に行かなければならないからだよね。
何よりも「胃カメラ」が徹底的に嫌だよな。
鼻から入れる様になって少しは良いようだけど、やっぱり嫌だ。
ところで、おならが臭くて、大をした後の臭いも臭い方は間違いなくピロリ菌をお持ちの方だと思って間違いないのよね。
胃の強酸の中でも生きて行けるピロリ菌は、強アルカリであるアンモニアを発生し、中和させていたんですね。
おならや大が臭いのは、そのアンモニアのせいだったんです。
そのアンモニアが無くなれば、当然胃の中のpHは下がります。
で、そのピロリ菌を除去すると、そういう臭いのがかなり少なくなる代わりに、酸度が上がって、逆流性食道炎になる確率が高まると言います。
検索で調べると、ピロリ菌が胃酸の抑制の働きをしていたと述べるサイトも出てきます。
私はそれには賛成したくないですね。
胃酸を抑制しながら胃潰瘍や胃癌の危険性が高まる事が、人間の体に仕組みとして正しいとは、到底思えないからです。
しかし、除去して高まる逆流性食道炎の危険性や、その先にある食道癌の懸念も、正しい事ではないですよね。
そう考えると、行き詰まってしまいます。
発生率はもちろん胃癌の方が圧倒的に多いんですから、どこかで納得するしかありませんね。
やっぱりこんなのは要らない。

ピロリ菌なんてかわいい名前がついていますが、正式名は’ヘリコバクター・ピロリ’。ヘリコとは「らせん」とか「旋回」という意味。ヘリコプターのヘリコと同じです。ひげの部分も回転させて移動します。バクターとはバクテリア(細菌)。ピロリとは胃の出口(幽門)をさす「ピロルス」からきています。この菌は胃の幽門部から初めて見つかりました。ピロリ菌の最も大きな特徴は、酸素の存在する大気中では発育しないことで、酸素にさらされると徐々に死滅します。乾燥にも弱く、グラム陰性桿菌に分類されます。大きさは0.5 × 2.5~4.0μmで、数本のべん毛を持ち、胃の中を移動します。ピロリ菌が強酸性下の胃の中で生育できるのは、胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、アンモニアで酸を中和することにより、自分の身の周りの酸を和らげて生きています。
2019-07-01 17:53:20
逆流性食道炎とピロリ菌
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